美味しいお米のおすすめ銘柄17選｜安くて美味しいお米・スーパーで買えるものも

日本人にとって身近なお米は、主食として毎日食べている方も多いです。販売店はいくつもありますが、今はスーパーでも買える美味しいお米がたくさんあります。どうせ食べるなら美味しいお米を買いたいですよね。

お米は精米方法や銘柄などによってさまざまな種類にわかれており、それぞれ味わいが違います。また近年注目されているオーガニック米も、実は細かい基準があり名称が異なります。自分に合った美味しいお米を選ぶためには、これらの情報を知っておく必要があります。

今回は美味しいお米を楽しむために役立つ、選び方・産地・おすすめ銘柄などを紹介します。有名産地や安くて美味しいお米などの情報もありますので、ぜひ最後までご覧いただき、美味しいお米の購入のヒントにしてください。

お米は収穫した状態を籾（もみ）といい、この籾を取ったものが玄米です。玄米のメリットは栄養価が一番高いことです。ビタミンE・ビタミンB1・食物繊維・鉄分・カルシウムなどの栄養成分が、他の精米方法に比べてたくさん含まれています。しかし独特の食感で、食べにくいのがデメリット。そのため白米とブレンドするのもおすすめです。

分つき米とは白米を10割としたときに、玄米を何割精米しているかによってわけられます。3分・5分・7分が一般的で、数が大きくなるほど白米に近くなります。お米屋さんや百貨店などのお米売り場では、希望する割合を指定できる場合もあります。食感や求める栄養価などにより、お好みで選ぶのがおすすめです。

日本でもっともたくさん食べられているのが白米です。胚芽がすべて取れていて、見た目も白くきれいな状態になっています。玄米に比べると栄養価が落ちてしまうのが、デメリット。しかし炊くとやわらかくなり、子どもから高齢者まで多くの人が食べやすいと感じる精米方法です。幅広い料理と合わせやすいのも魅力。

無洗米とは研がなくても炊けるお米の種類です。家事の時間短縮や節水などの効果もあり、人気です。通常の白米は見た目にはきれいですが、実は表面に肌ぬかと呼ばれるぬかが残っています。こちらをあらかじめ取り除き、販売されているのが無洗米です。お米を研がないリゾットや、災害時・アウトドアなどでも活躍するお米です。

さまざまな年齢層の方から好まれているお米は、もっちりをしていて甘みのあるお米です。たとえば、ミルキークイーン・コシヒカリ・つや姫・ひとめぼれ・ゆめぴりか・あきたこまち・新之助・仁多米・はえぬき等が「もちもち」としています。

甘みがある銘柄だと、コシヒカリ・つや姫・新之助・仁多米・青天の霹靂・ひとめぼれ・おいでまい・いちほまれ・あきほなみがおすすめです。「もちもち」が好きな方は、粘りや甘みがあるお米を選んでみてください。炊き上がりが柔らかくなるお米が多いので、炊飯時の水は少なめにするといいですよ。

お米の銘柄には産地が限定されているものもあり、東北地方・北海道地方・中国地方などで栽培されています。うるち米の産地品種銘柄数は令和元年産で824種類もあるので、好みの銘柄を見つけてみてください。

あっさりし過ぎず、かといってモチモチしすぎない、バランスのいいお米が食べたいなら、ひとめぼれ・ヒノヒカリ・青天の霹靂・ゆめつくし・ ナナツボシ・キヌムスメを選んでみてください。さまざまな料理に合わせやすいので、飽きずに毎日食べられますよ。

新潟県は2020年の収穫量が約67万トンもあり、全国1位でした。米どころと聞くと新潟県を思い浮かべる方も多と思います。なかでも有名なのが新潟県が誇るトップ銘柄「コシヒカリ」で、適度な粘りとしっかりとした味わいが特徴です。また2017年に誕生した新品種、新之助も弾力があり、冷めても美味しいのが特徴です。

2020年に約59万トンも収穫し全国2位となった北海道は、もち米の生産も全国でトップクラスで、多くの品種を生み出しています。特にゆめぴりかは徹底した管理で、独自の品質基準を達成したものだけを製品として販売しています。品質の高さや安定して供給されている点が、評価されています。

世界遺産の白神山地がある秋田県は、ミネラル豊富な水で育てられたお米が魅力。2020年の生産量は53万トンでトップクラス。あきたこまち・ひとめぼれなどが有名銘柄として挙げられます。特にあきたこまちは1984年の誕生以来、秋田県の代表銘柄として大人気。小粒ですが粘りと弾力性があり、食べ応えは抜群です。

主食として食べるお米は、粒の大きさで噛み応えが変わり、一緒に食べる料理の美味しさに深くかかわっています。特に粒の大きいお米は料理をひときわ美味しくしてくれるので、こだわりたいポイントです。

お米の大きさは、品種・生育環境・選別によって異なり、選別方法は収穫した玄米を網でふるって、網の目の大きさによって分ける方法で行っています。品種によって使用する網目の大きさが違い、コシヒカリは通常1.85mm、高級米の魚沼産コシヒカリは1.90mmと、細かな品質条件があります。

通常のコシヒカリの形は縦より横幅が長いずん胴形で、粒は少し小さいものが多いです。粒が大きいお米で有名なのは、岐阜県のハツシモや岡山県の朝日、なかでも大粒で美味しいのが、2000年生まれの岐阜県の高級米「龍の瞳」があります。

お米は家族の人数によって1ヶ月に消費する量が異なります。下記の表を目安にしてください。

お米は1ヶ月毎に買うのがおすすめです。お米の賞味期限は春・夏であれば2週間〜1ヶ月です。秋冬は1〜2ヶ月となります。

安くて美味しいお米が食べたい方は、複数種類のお米がブレンドされているブレンド米を試してみてください。ブレンド米は値段が高いと思われがちですが、お米は味にムラがないものが高評価されており、さまざまな味が混ざるブレンド米は値段が安いものが多いです。

「味にバラツキがあるブレンド米は不味いのでは?」と思う方も多いと思いますが、ブレンド米は味が調節されているので、かえって美味しい場合もあります。ブレンド米の種類は豊富なので好みに合ったものを探してみてください。

コシヒカリは日本一の生産量を誇る人気の品種です。お米の品種・銘柄にこだわっていない方でも、知っているお米だと思います。特徴はうま味と粘りで、お米の味わいを存分に楽しめます。また炊いたときのツヤも美しく、見た目にも美味しいお米です。全国各地で栽培されていますが、特に新潟県の魚沼地域が有名です。

コシヒカリ同様にお米のうま味があり、人気のササニシキ。和食との相性が抜群で、粘りが少ないのでお寿司屋さんで選ばれているのが多いのも特徴です。粘りの少なさを活かしてチャーハン・雑炊・リゾットにしても、美味しく食べられます。宮城県発祥の品種で、現在も東北地方の平野部を中心に栽培されています。

コシヒカリと初星と品種を交配させて誕生したひとめぼれ。冷めても美味しいので、お弁当用のお米としてもおすすめです。やわらかい食感ですが適度に粘りがあり、和食だけでなく幅広い料理とよく合います。コシヒカリよりも栽培しやすいので、全国各地で作られています。発祥は宮城県です。

もちもちとした食感がお好きな方におすすめなのが、ミルキークイーンです。もち米に近いくらい強い粘りがあるのが特徴で、炊き込みご飯にしてもおこわのように美味しく食べられます。また冷めても美味しいので、お弁当・おむすびにもおすすめ。産地は山形県が最北で、南は九州まで全国各地で栽培されています。

お米の資格「お米マイスター」を知っていますか？これは一般財団法人日本米穀商連合会が主催している資格で、お米の専門職の経験がないと受験できません。日々の研究や経験から、消費者に美味しいお米を紹介し広める役割を担っています。そんなお米マイスターのいるお米屋さんなら、専門的なアドバイスを受けられるのでおすすめです。

手軽で安価にお米を購入するには、スーパーマーケットが便利。しかし精米方法・分量・品種の選択肢が少ないのがデメリット。品質を追求する方には不向きですが、忙しい方にはおすすめです。最近は消費者のニーズに合わせて、スーパーマーケットでも扱う品種が増えています。安売りがあるのもメリットです。

お米を購入する際に、悩ましいのがその重さ。しかし楽天やAmazonなどの通販なら、重さも苦になりません。また産地や品種にこだわりたくても、近所の店舗に取り扱いがない場合もあります。そんなときにもネットショッピングならば、求める産地・品種・分量の美味しいお米を手に入れられます。

お米屋さんや農家直送のお米もネットで購入できます。買い方のポイントは精米日から1か月程度のお米を選び、購入後は一か月以内に食べることです。古米と呼ばれるお米は古いお米になるので、硬かったり臭かったりする可能性があるので注意してください。

【フタのある密閉容器にいれる】

• 米びつを使用する場合は、虫の発生に気を付けましょう。特に夏場は虫の発生が多いので要注意です。虫の発生を防ぐためには、米を食べきったら米びつを洗い、しっかりと乾かしてから使用します。掃除のしづらい容器は洗いにくく、虫が発生しやすいので避けましょう。

【高温多湿を避けて涼しい場所で保管する】

• 冷蔵庫の野菜室などに保管するのがおすすめです。お米は開封・未開封に関係なく、精米から1~2ヵ月が美味しく食べられる目安なので、購入後は早めに食べきりましょう。

【臭い移りに気を付ける】

• お米は臭いが付きやすいので、灯油や洗剤、臭いの強いものの傍に置かないようにしましょう。保管場所として選びがちなシンク下の保管は、臭う原因となります。シンク下を保管場所にしている方は注意してください。

お米は臭いが付きやすく湿気や水に弱いです。正しい保管方法を知らないとカビや虫が発生してしまう恐れがあります。万が一お米が変色・結露した場合は、上記の項目を参考に保管方法を考えなおすのがおすすめです。特に夏場は傷みやすく虫の発生も多いので気を付けましょう。

【美味しいお米の炊き方】

1. たっぷりの冷たい水で素早く手で米をすすぐ。
2. 少量の水に浸しながら手で米を押しながら研ぐ。
3. 米はカップすりきりピッタリに、水は米の1.2倍で正確に計量する。
4. 米を最低30分~90分水に浸して炊飯する。
5. 炊きあがったらフタを取らずに10分~15分蒸らす。
6. 蒸らしたら釜の底から、お米をはがす・立たせる感じでかき混ぜる。

お米は精白時に「ぬか」が付着します。寒い冬場は静電気でぬかが多く付着するので、いつもより余分に洗うのがおすすめです。このぬかをしっかりと取らないと炊き上がりのご飯の味に影響します。冬場の米研ぎに冷たい水が嫌だからといって、しゃもじ等を使用する位なら、ぬるま湯で手で研ぐほうがいいです。

夏場は気温が高くなるので、米を水に浸す際には冷蔵庫にいれるなど、季節ごとの工夫をしましょう。

化学合成農薬・化学肥料・化学合成土壌改良材等を使用せず、3年以上が経過した田んぼから収穫されたお米を、有機栽培米といいます。こちらのお米には、有機JAS認証マークがついていますので、購入の際にチェックしてみてください。栽培方法だけでなく、精米・梱包などの生産工程がすべてチェックされているので安心です。

近年スーパーマーケットでもよく見かけるようになった、特別栽培米。こちらは節減対象農薬の使用回数50％以下・化学肥料の窒素成分料50％以下で栽培されたお米を指します。2007年に改正された「特別栽培農産物表示ガイドライン」で定義された農作物のみが名乗れます。有名品種の特別栽培米も、全国各地で生産されています。

栽培期間中に節減対象農薬を一切使用していないお米は、節減対象農薬：栽培期間中不使用と表記されています。以前は無農薬栽培米として販売されていましたが、農林水産省により禁止され、このような表記となっています。少しわかりにくいのですが、しっかりと表示されていますので、購入前に確認するようにしましょう。

ここまで美味しいお米の選び方・産地・おすすめ銘柄などを紹介してきました。毎日主食として食べる方が多いお米は、実はとても奥深い食材です。美味しいお米はギフトにもおすすめです。記事の内容を参考に美味しいお米を探して、豊かな食生活を楽しみましょう。